こんにちは。
戸田市美女木・笹目エリア、まつなが接骨院です。
今回は、前回のまつなが接骨院ブログに引き続き歴史的な話題!
江戸時代から続く、現在の接骨院・整骨院の礎ともなっている「骨接ぎ」名倉堂について。
さて「骨接ぎ」というのは日本伝統の骨折・捻挫に対する治療術です。最近整骨院・接骨院がマッサージ屋さんのようになっていたり、思われたりしているのが残念で仕方ありません。
江戸の末期から明治の始めにかけて、日本の医学は従来の漢方医学から西洋医学に移行しました。
じつは当時、骨接ぎといえば「千住の名倉堂」の他にも「日本橋の百瀬」「池之端の永順」といった名家があったそうです。
しかし現在では、西洋医学を併用した名倉堂だけが残っています。
その名倉堂、じつは明治の文豪である森鴎外の『渋江抽斎』、それから夏目漱石の『道草』にも記載が出てきます。
当時、それだけ名前が知られていたという事ですね。
ちなみに「肩こりの語源は夏目漱石」というトリビア、以前ブログでも紹介した事があります。
その漱石先生、何でも明治4年に骨折して、名倉整骨院で治療を受けていたそうです。
……うーん。
自分で調べて、ちょっと感慨深い。
そんな「骨接ぎ」名家・名倉堂の歴史でした!