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2021.01.26

膝の水

今日は比較的多く質問されることも多い膝の水について書こうと思います。

まず溜まってしまう水についてです。

これは基本的に体に悪いものではありません。
膝の関節を滑らかに動くようにしている潤滑液です。

次に膝に水が溜まってしまう原因を説明します。

この水は膝の関節にある関節包と言われる袋に入っていて
上記で説明した通り潤滑液の働きをしています。
しかしこの袋が日常生活の繰り返しによる負担や
スポーツ外傷や交通事故などによる怪我により破れてしまい
その裂け目から水が出てきてしまい溜まってしまいます。

次に水が溜まってしまった時の治療についてです

まず整形外科などの病院でする治療は
注射により水を出し、湿布や薬などを出してもらう形が多いです。
場合によっては変形性膝関節症でも用いる
抜いた潤滑液の代わりとなるヒアルロン酸を注射する場合もあります。

次に接骨院・整骨院でする治療です。

私たちは注射を打てませんので、その場で水を抜くことはできません
しかし先ほど書きましたが水は体に悪いものではありません。
ですので電気治療や手技を行い痛みの軽減と破れた袋の治療をします。
その後出てしまった水の吸収の促進とさらなる水の排出を防止するため
包帯やサポーターなどで圧迫をし固定します。

 

2つ挙げましたが患者さんとしてはどちらがいいのか迷うと思いますので
僕から治療の提案をしようと思います。

水が溜まって痛みがない場合は整形外科などの病院で水を抜くより
抜かない方が治りが早いため
接骨院・整骨院で治療するのがいいと思います。

もし水が溜まって痛みがあり歩くことが困難な場合は
まず整形外科などの病院で注射で水を抜くことをお勧めします。
それにより水を抜くと一時的に痛みは消えますが
説明した袋は破れたままで水は出続けてまた溜まってしまいます。
そうならないために
水抜いた後は接骨院・整骨院で破れた袋の部分の治療や
抜いた後少しづつ出てきてしまう水の抑制などの
治療をするのがいいと思います。
それに膝をかばうとバランスを崩し
腰痛などが出てきてしまうことも多いので
骨盤矯正などでバランスも治し、腰痛治療なども並行して行うのがいいと思います。

自分が提案したのは一つの例ですがとても有効的な治療方法だと思います

TEL:048-421-222 メールでのお問い合わせ
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