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2020.05.18

交通事故のむち打ちによるCRPDについて

今日は交通事故でのむち打ち症などの外傷で起こることがある
CRPDについて書こうと思います。

まずみなさんCRPDとはご存知ですか?
たぶんほとんどの方が知らないと思います。
その理由として、整形外科や整骨院の先生でさえ
ほとんどこの病気のことを知らないからです。

医療業界ですら認知度の非常に低い病気ですが
CRPD予備軍と呼ばれる患者さんは16万人と言われています。
重症化すると非常に怖い病気なので
せめてこのブログを読んでいる可能性のある患者さんには理解していただき
最悪の状況を回避していただきたいので書こうと思います。

CRPDは正式には複合性局所疼痛症候群と言います。
発症原因として題名にも書いた交通事故によるむち打ちの大きい外傷から
軽く足を捻ってしまっただけでも起こってしまいます。
外傷を受けた際、脳は痛みを抑えるように神経を働かせます。
ある程度するとその働きは終わりますが
何かの異常によりその働きが終わらないために起こってしまう病気です。

症状としては始めは最初の痛みとは違う痛みや違和感が出ます。
その後独特のや灼熱痛や皮膚の色の変化が起こります。
この時点で治療を行わずで重症化してしまった場合は重篤な神経症状により
猛烈な痛みで皮膚に触れることもできないほどになってしまいます。
もちろん服も着ていられません。
この段階まで来ると治療は神経を高濃度アルコールで焼き切るか
最悪切断しなくてはならない場合もあります

この症状を防止するにはどんな病気も一緒ですが
1日も早く発見・治療をすることです
しかしこの病気の問題は先ほども書きましたが
医療業界の認知度が低すぎることです。
あるCRPDの患者さんがCRPDとわかるまで
精神的な問題で片づけられたこともあるようです

現在交通事故などで病院や接骨院を受診しているが
1か月以上治療しても症状が緩和しない場合や残っている場合は
当院やCRPDの知識がある病院に転院することをお勧めします

TEL:048-421-222 メールでのお問い合わせ
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