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2020.04.27

四十肩・五十肩と肩関節周囲炎

今日は四十肩・五十肩と肩関節周囲炎について書こうと思います

当接骨院のある患者さんが
肩が痛くて上がらなくなり整形外科を受診したところ
「肩関節周囲炎いわゆる五十肩ですね」
と診断されたそうです
※ちなみに四十肩と五十肩は同じものです
その患者さんはその病院で治療をされましたがよくならなかったそうです

整形外科では上記のような診断が下ることが非常に多くみられます
しかし問題なのは
“この2つはまったく別もの”
だということです
なのでちゃんと診断されず適切な治療をしなければよくなるわけがないのです

それでは五十肩と肩関節周囲炎の違いを説明していこうと思います

まず五十肩からです
五十肩は肩関節内に石灰の塊ができてしまい
肩を挙げようとするとそれがこすれ、痛くて肩が挙がらない症状です
この石灰の塊は尿管結石や腎結石などでできてしまう石と同じものです

次に肩関節周囲炎です
肩関節周囲炎はその名の通り
肩関節周辺の筋肉や靭帯が損傷などにより炎症を起こして
筋肉や靭帯が使えない状態になってしまい肩が挙がらないなどの症状です

さらに簡潔に説明すると
五十肩は関節内、肩関節周囲炎は関節外の異常だということです

最後にそれぞれの治療についてです

まず五十肩は関節内の石灰の塊をできるだけ小さくして血中に流し
関節内の石灰の塊をなくしてあげることがベストです
なので多少の痛みと炎症を考量しながらできるだけ動かすことがベストです
あまりお勧めはしませんが関節内にステロイド注射をするのも治療の1つです

次に肩関節周囲炎は筋肉や靭帯の症状なので
患部の炎症や症状を抑えることを優先し
できるだけ安静にすることがベストです

このように同じとされてしまった傷病でも治療法と対処法は

“全く逆”なのです

なのでこの2つの診断を間違ってしまうと悪化してしまうのです

実際このような症状ある方でなかなか改善が見られない方はセカンドオピニオンとして
戸田市周辺の方は当院でも構いませんので受診することをお勧めします

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