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2022.03.25

誰でも行えるケガの対処方「PRICE」 その3

こんにちは!
戸田市の笹目・美女木、まつなが接骨院です。

前回、前々回のまつなが接骨院ブログに引き続き、ケガの対処方の原則「PRICE」について書きたいと思います。

ケガをして痛みがある場合、まずは「P」のProtection(保護)、そして「R」のRest(安静)。これが前回までの2つでした。
今回はその続き、まずは「I」Iceから。

Ice(冷却)
安静、保護と並行してケガの初期段階に手軽に行え、かつ治療としても効果的なのが、炎症の広がりを食い止める「冷却」です。
腕や足を痛めた直後、氷や冷却スプレーで処置をするだけでも、その後の治り方が違ってきます。

たとえば突き指や捻挫の場合。
意外と多くの方が関節を引っ張ってみたり、やたらと動かしてみたり、またはじっくり入浴して患部を温めてみたり……、
色々と独自の対処法をしていたりするようですが、これらは間違いです。
そういった間違った対処の結果、患部の状態が悪化、腫れや夜間の痛みなどの症状を招いてしまう場合もあります。

こうしたケガの正しい対処としては、まずは患部の「保護」と「安静」。そして「冷やす」
不用意に負傷部位を動かしたり、温めてはいけません。入浴もシャワー程度にした方が良いでしょう。
(つまり、PRICEの原則通りです)

さて、それでは残り2つ「C」「E」。これでPRICE処置は完成です。

・Compression(圧迫)
内出血も含めて、出血している場合は圧迫して止血。
また筋や腱などの損傷であれば、テーピングや包帯などで患部を圧迫・固定します。ぎっくり腰のコルセットもこの1つです。

Elevation(挙上)
挙上とは、傷を負った部位を心臓よりも高い位置に保つことで止血を促すという事です。
ただし、骨折・脱臼の他に神経損傷なども起こっている場合は、状態に応じて挙上の仕方を検討します。

さて、今週のまつなが接骨院ブログは3回にわたって「PRICE」について紹介してきましたが、如何でしたでしょうか。

このような原則を理解しておくだけで、不意に起こる交通事故やケガへの対処も違ってくると思います。
いつもの日常生活の中、家族の間でも、いざというときの為に救急セットと一緒に正しい知識も備えておきたいものです!

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